前向きの憂鬱

徒然なるままに

2019-01-01から1年間の記事一覧

男とは元来女の尻に敷かれる生き物

男はつらいよ。まさしくその通りであり、男は女の尻に敷かれる。これはお金を管理されるとか、恐妻で怒鳴られるとかそういう意味ではない。 女の最大の武器はクッションのような受け皿である。男は常に突き刺さろうとするが女は全て受け止めて当たり前のよう…

スーツケースを買いにいった話

オレは遠出のために必要な鞄探しの旅に出た。それは短くて無駄な旅だった。 新しい服は今まで来たことがない色。でも我ながらいいと思う。 出発いつも通りの変わらない日常。町も普通でみんなも日常を楽しんでいる。 赤ちゃんが泣いていた。父親が「泣くな男…

物について

物は俺にとって大事。特に誰からもらったかということが一番大事だ。 父親から本をもらった。これを読むにしろ読まないにしろ父親を思い出してほっとする。 母親から野菜を送ってもらった。食べて形がなくなるにせよなくならないにせよあの時送ってもらった…

人間に内在する「神」という存在

日本人は無神論者が多い。これは日本自体が一神教ではないことに起因している。仏という存在がいる。これは本来人の魂を宿した化身というべきだろうか。 俺が思うに人間はよく神と人間を分離したがる。 神のみぞ知る これは人間が自分に内在する「神」という…

白鷺

今日の白鷺。昨日見た時よりもきれいになっていた。周りには誰もいない。一人しかいない。 凛とした姿。しかし、まだきれいになれる。そう言い聞かせてみた。 きれいになりたいという思いで羽を整える。整える羽が時々散らばりながら運命を助長していくかの…

時計

時間がかかるという。時間がないという。時間が欲しいという。時間を返せという。 時計。それは俺にとって大事なもの。なくなればそれこそ死活問題。生活のバイブル命綱。 しかし時計は人の感性を奪う。時間に支配され感覚で今何時かわかる本来の人間の長所…

物の循環について

物は循環する。食べ物は最終的にふんとして水土に帰り、ゴミはバクテリアが分解する。金は企業から個人にわたり、個人は金を使って店にわたり、利益としてまた帰郷に戻る。もっと言えば外国との貿易を通過の変動を通じてばらばらになったお金がまた戻ってく…