前向きの憂鬱

徒然なるままに

男とは元来女の尻に敷かれる生き物

男はつらいよ。まさしくその通りであり、男は女の尻に敷かれる。これはお金を管理されるとか、恐妻で怒鳴られるとかそういう意味ではない。

女の最大の武器はクッションのような受け皿である。男は常に突き刺さろうとするが女は全て受け止めて当たり前のように受け流してしまう。しかも男はバカだから女を従えることが出来ていると勘違いする。女は突き刺さってもわからないように跳ね返してしまう。

誠に恐ろしいのは女は表面化しない。常に影でボロボロに叩きまくる。もっと怖いのは出来る女は陰口は叩かないが、底知れぬ何かがあるためそもそも逆らうことを許されない感覚に陥ることがある。

俺は一時女を押さえつけようと必死になっていた。でもそれは簡単にはねのけられ、後に袋たたきにあって泣かされた。これ以来女を軽率に扱わないように最新の注意を払うようにした。

それでも仕事をしている相手には私情は挟まないことにしている。顧客と店員の立場ならなおさらでここで私情を挟むようならそれは容赦しない。俺は目的を達成したらとっとと失せたい。余計なことはじゃまでしかないし、わからないなら後からききにいってやるという心構えだ。

俺は何事にも真剣に取り組まないと常に周りの目線がある。それでも最近は自然体でいられるようになった。さっきもドアをガタンと閉める下の階のくそガキがいたが無視できるようになった。ああいうくそガキが普通なのだろうが男として終わっているような気がする。

傲慢。プライド。意味のない自尊心。本能的に仕方ないとは言わせない。前を向けといいたい。どうせ尻に敷かれるなら見守ってくれてる女性の視線を感じながらただ突っ走りたい。